牛乳アレルギーと整腸剤
こんにちは。たまです。
たまには薬剤師っぽい話でもしようかと。
先日の記事でもちょろっと書きましたが、息子はアレルギー持ちです。
乳・卵・タンパク質源であるカゼインのアレルギーでレベル3と4。
将来的には全然食べられるようになるレベルみたいなのだけど、1歳くらいまでは除去した方がいいと先生に言われ、除去食にしています。
ひと昔前まではアレルギーに関しては完全除去食が主流だったのですが、今では少量ずつあげて慣れさせていくっていう方針が、アレルギー学会とかでは推奨されてるみたい。
もちろん、どれくらい少量からあげるかは不安があると思うので、病院とかでやるのが一番安心だと思いますが。
アナフィラキシーとかも怖いしね。
さてさて。今回下痢ピーになった息子に処方された整腸剤、ビオフェルミンR。
分かっている方は分かっていると思いますが、この整腸剤、抗生剤と抱き合わせじゃないと出せないお薬なんですよね。
(抗生剤と一緒に処方しないとレセプト切られる)
最初お薬見たとき「ん???」と思いました。←自分が薬剤師だということは伏せています。
だって抗生剤出てないんだもん。
思い当たる節は先生に牛乳アレルギーなんですよね。と言ったこと。
なるほどねー!
そうなんです、牛乳アレルギーに処方できる整腸剤って限られていたんですよ。
ひと昔前までは。(´・Д・)」
だけどこのお薬、以前は牛乳成分由来のものを使っていたみたいで、乳アレの人には禁忌だったのです。
今はもう改良されていて、牛乳アレルギーの子に出しても全然大丈夫。
※ラックビーRっていう整腸剤だけ牛乳成分をまだ使用しているため引き続き禁忌
おばちゃん先生だったから、その辺勘違いしてるんだな…と思いましたよ。
古いお医者さんとか古い薬剤師さんは結構勘違いされてる方も多いみたい。
おそらく約束処方みたいな感じで牛乳アレ=ビオフェルミンRってなってるんだと思います。
世の中どんどん医療は進歩してるのにね。
とまぁこんな小言でした。